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インフルエンザの季節到来‼ 知っておきたいQ&A

前回2016.2.16号でインフルエンザの概要と予防対策をお伝えしましたので、この号では、みなさんが疑問に思っている代表的な事項をQ&A形式でお伝えいたします。

 

【インフルエンザに関するQ&A】

 

Qインフルエンザと普通のかぜの症状の違いは何ですか?

 

  A普通のかぜは1年を通してみられますが、インフルエンザは季節性を示し、日本では例年11~12月頃に流行が始まり、1~3月にピークを迎えます。かぜの多くは、発症後の経過がゆるやかで、発熱も軽度であり、くしゃみやのどの痛み、鼻水・鼻づまりなどの症状が主にみられます。これに対し、インフルエンザは高熱を伴って急激に発症し、悪寒(寒気)や全身倦怠感(だるさ)、関節痛、筋肉痛、頭痛などの「全身症状」が強く現れます。また、インフルエンザは、肺炎や脳炎(インフルエンザ脳炎)などを合併して重症化することがあるので注意が必要です。

 

Qインフルエンザはいつ流行するのですか?

 

  Aインフルエンザは流行性があり、いったん流行が始まると、短期間

に多くの人へ感染が拡がります。日本では、例年12月~3月頃に流行します

  

Q生後何カ月からインフルエンザワクチンを接種することが可能ですか?

 

  A通常は生後6カ月以降とされています。その主な理由として、以下のことなどが考えられます。

・6カ月未満の乳児に対しては、インフルエンザワクチンに関するデータがまだ少ないこと。
・この月齢までは母親由来の免役の効果が多少期待できること。
・外出する機会が少なく家族以外からうつされる危険が少ないこと。
インフルエンザは主に半径2m以内の人からうつります。赤ちゃんをインフルエンザから守るために、同居の家族の方がインフルエンザワクチンを接種して、家庭内にインフルエンザを持ちこまないようにすることも有効です。
なお2011縲?12シーズンより、ワクチンの使用方法としても「生後6か月※以降」と定められました。

※一部のインフルエンザワクチンでは「1歳以上」の接種とされている場合もあります。

 

Qなぜ毎年インフルエンザワクチンを接種する必要があるのですか?

 

  A毎年流行が予測されるインフルエンザウイルスは異なっているため、また、インフルエンザワクチンの効果の持続期間はおおむね半年程度であるためです。

インフルエンザのウイルスは、少しずつ自らの性質を変化させています。そのためインフルエンザワクチンも、毎年WHO(世界保健機構)が発表する推奨株を基に、日本国内の専門家により予測・検討され、毎年新しいものが作られています。その年のインフルエンザに最も有効と思われるものは、その年のインフルエンザワクチンだということです。
また、インフルエンザワクチンの効果の持続期間は、個人差はありますが約半年程度であり、次の年の有効性はあまり期待できません。
したがって、インフルエンザの予防のために、インフルエンザワクチンは毎年接種するようにしましょう

 

Qインフルエンザワクチンは、接種してどのくらい効果が持続しますか?

 

  A個人差はありますが、一般的には約半年程度です。

インフルエンザワクチンの効果の発現や持続期間は、接種した人の条件によって変わりますが、一般的には接種して2週間後から約半年程度です。

 

Qインフルエンザワクチンを接種した日は、お風呂に入っても良いのですか?またどのようなことに注意すればよいのでしょうか?

 

  Aインフルエンザワクチンの接種後に、まれに蕁麻疹や呼吸困難などのアレルギー反応が出ることがあります。治療が必要な副反応のほとんどは接種後30分以内に起きますので、その間は健康状態に注意し、医療機関にとどまるか、医師とすぐに連絡がとれるようにしておきましょう。

予防接種をした日は、過度な運動や飲酒は避け、注射をした部分は清潔に保っておきましょう。
特に体調に問題がなければお風呂には入ってかまいませんが、注射したところを必要以上にこすらないようにしてください。 

 

Qインフルエンザにかからないようにするには、どうすればよいですか?

 

  Aインフルエンザの予防には、インフルエンザワクチンの接種が有効です。また、手洗いは手や指などに付着したインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法であり、うがいは口の中を洗浄します。インフルエンザが流行してきたらなるべく人ごみや繁華街への外出を控え、やむを得ず外出するときはマスクを着用しましょう。

 

Qインフルエンザにかかったら、どのくらいの期間外出を控えればよいのでしょうか?

 

  A 一般的に、インフルエンザ発症前日から発症後3~7日間は鼻やのどからウイルスを排出するといわれています。そのためにウイルスを排出している間は、外出を控える必要があります。
 排出されるウイルス量は解熱とともに減少しますが、解熱後もウイルスを排出するといわれています。排出期間の長さには個人差がありますが、咳やくしゃみ等の症状が続いている場合には、不織布製マスクを着用する等、周りの方へうつさないよう配慮しましょう。
 参考までに、現在、学校保健安全法(昭和33年法律第56号)では「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては、3日)を経過するまで」をインフルエンザによる出席停止期間としています(ただし、病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めたときは、この限りではありません)。 

 

Qインフルエンザの治療方法にはどのようなものがありますか?

 

  A安静にして睡眠を充分にとり、また高熱による脱水症状がおこらないように水分補給することがインフルエンザ治療の基本です。薬物療法としては抗インフルエンザウイルス薬を服用することで、ウイルスの増殖を抑え病気の期間を短くすることができます。また、高熱の場合には解熱鎮痛剤等、黄色淡等の細菌の二次感染が疑われる場合には抗菌薬を使うこともあります。
ついては、具合が悪くなったら早めに医療機関を受診しましょう。

 

Qインフルエンザワクチンの接種によって引き起こされる症状(副反応)には、どのようなものがありますか?

 

  A免疫をつけるためにワクチンを接種したとき、免疫がつく以外の反応がみられることがあります。これを副反応といいます。季節性インフルエンザで比較的多くみられる副反応には、接種した場所(局所)の赤み(発赤)、はれ(腫脹)、痛み(疼痛)等が挙げられます。接種を受けられた方の10~20%に起こりますが、通常2~3日でなくなります。
 全身性の反応としては、発熱、頭痛、寒気(悪寒)、だるさ(倦怠感)などが見られます。接種を受けられた方の5~10%に起こり、こちらも通常2~3日でなくなります。
 また、まれではありますが、ショック、アナフィラキシー様症状(発疹、じんましん、赤み(発赤)、掻痒感(かゆみ)、呼吸困難等)が見られることもあります。ショック、アナフィラキシー様症状は、ワクチンに対するアレルギー反応で接種後、比較的すぐに起こることが多いことから帰宅後に異常が認められた場合には、速やかに医師に連絡してください。

 

これらを参考にしていただき、インフルエンザに罹らないよう今のうちに予防対策をお願いします。