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祝小学校入学!お済ですか!? MR (麻疹・風疹) ワクチン接種

 麻疹(はしか)、風疹(三日ばしか)は、それぞれのウイルスによって、皮膚を中心に症状が起こる感染症です。麻疹は冬の終わりから春にかけて、風疹は冬から初夏にかけて患者数が増加します。

どちらも乳児期後半から学童期の子どもに多い疾患でしたが、乳幼児期に予防接種を受けていない子どもが増えたために、近年は感染者の増加が問題となっています。

 

【原因】

 原因はウイルス感染です。麻疹(はしか)ウイルス、風疹ウイルスに感染している人のせきやくしゃみ、鼻水などによって感染者からウイルスが飛び散り、直接飛沫を吸い込んだり、手や肌に触れることで感染します。麻疹(はしか)は感染力が強いので、空気中に浮遊しているウイルスを吸い込み空気感染することもあります。

 麻疹(はしか)は感染するとほぼ100%発病しますが、風疹はウイルスに感染しても、20~40%の人はまったく症状がでないままで終わることがあります。

 

【麻疹(はしか)の症状】

 伝染力が極めて強いウイルスで、発熱、咳、鼻汁、目やに発疹を引き起こします。約10~

12日の潜伏期間のあと、38℃前後の熱が出て、一時的におさまりますが、再び39~40℃の

高熱と発疹が出てきます。3~4日高熱が続いたのち下がり、発疹も次第に消えていきます。

 主な合併症は気管支炎・肺炎(100人中1~6人程度)、中耳炎(100人中7~9人程度)

脳炎(1000~2000人に1人)、亜急性硬化性全脳炎という遅発性の脳炎(約10万

人に1人)などがあります。また、麻疹患者の1000人に1~3人程度の割合で亡くなる

とも言われています。予防接種をすれば合併症はほとんど起こりません。

 

【風疹の症状】

 感染してから症状が出るまでの潜伏期間は2~3週間あり、軽い風邪の症状から始まり、

発熱、発疹、頚のリンパ線が腫れるといった症状が出ます。発疹も熱も2~3日で治ること

から『三日はしか』とも呼ばれています。年長児や大人の場合重症になることが多く、2~

3日では治りにくくなります。

 妊婦が妊娠初期にかかると先天性風疹症候群といって先天性心疾患、難聴、白内障などを

もつ赤ちゃんが生まれてくる可能性があるので、妊娠前に免疫をつけておく必要があります。

                     

【予防策】

 予防策としては、麻疹・風疹のワクチンの予防接種をうけることです。麻疹(はしか)の予防接種は決められた期間であれば、国の負担で受けることができます。また、予防接種前にはしかに感染している人に接触してしまったときは、すぐに医師に相談しましょう。麻疹(はしか)は感染してから症状が出るまでに10~12日程度かかり、その間に適切な治療を受けることで軽症で済む場合があります。

 麻疹(はしか)と同様に、決められた期間であれば国の負担で予防接種を受けることができます。妊娠3カ月以内で風疹にかかると、胎児に影響が出ることがありますので、これから赤ちゃんを産む予定の女性でワクチンの接種を受けていない人は、必ず予防接種を受けましょう。自分がすでに風疹にかかったことがあるかどうかは、血液検査で調べることができます。

 

【接種期間】

・第1期:生後24~24ヵ月で接種できます。地域で流行しているときは自費で生後6ヵ月

     からでも受けることができますので医師に相談ください。

 

・第2期:5~7歳未満で小学校就学前1年間に1回接種します。

     万一、この1年間に接種しなかった場合は、自費接種となってしまいますが、できる

     だけ早く、遅くとも夏休み前までに2回目を受けることが大切です。

 

【かかってしまった時の対処法】

 発疹や発熱など、はしかや風疹と思われる症状があらわれたらすぐに受診しましょう。また、他の人にうつさないためにもはしかは熱が下がってから3日間、風疹では発疹がおさまるまでの間は幼稚園や学校、会社は必ず休みましょう。

 とくに、麻疹(はしか)では発熱によって大量の汗が出るので、こまめに水分を補給しましょう。果汁ジュースや麦茶、紅茶などは、汗で失ったビタミンや塩分も補うことができます。また、赤ちゃんは発熱があると機嫌が悪くなって飲まなくなり、脱水症状を起こすこともあります。こまめに飲ませて、十分な補給を心がけましょう

 熱があるときは、氷枕や冷却ジェルなどで頭を冷やすと楽になります。また、発熱で体力を消耗しますから入浴は控え、かわりに蒸したタオルで顔や体を拭くとスッキリとして気分も良くなります。