花粉症の季節がやってくる!!今年の予測と対策

【2016年花粉の飛散数予測】

2016年春のスギ+ヒノキ(北海道はシラカバ)の飛散数は、東北地方のほとんどの所では例年並みかやや多いという予測になっていますが、そのほかの地域では例年並みか例年を下回る見込みです。四国地方や九州地方では非常に少ない所もあるでしょう。
前シーズン(2015年)の飛散数に比べると、九州・四国・中国・東海・関東甲信地方では前シーズン並み以上の飛散となる見込みです。九州・東海地方では2倍以上の花粉が飛ぶ所もあるでしょう。近畿・北陸・東北地方では、やや少ない飛散となる見込みです。北海道のシラカバ花粉は、例年に比べると非常に少なく、前シーズンと比較するとやや少ない見込みです。

 

花粉飛散数(花芽の形成)は、前年の夏の気温が高く、また日照時間が長いと多くなります。逆に気温が低く、日照時間が短いと少なくなります。2015年の夏は、北・東日本と西日本で天候が分かれました。気温は、7月下旬から8月上旬にかけて太平洋高気圧の張り出しが強まった東北地方、関東甲信地方で平年より高くなりました。一方、前線や台風、南からの湿った空気の影響を受けやすかった近畿地方から西の地域では平年より低く、西日本は2年連続の冷夏となりました。気温の高い時期と低い時期があった北陸・東海地方では平年並みでした。日照時間は、北海道や東北地方、北陸地方関東甲信地方はほぼ平年並みで、東海地方から西の地域では少なく、西日本太平洋側では特に少なくなりました。降水量は、北海道や東北・北陸地方は平年並みか少なく、そのほかは平

年並みか多く、西日本太平洋側ではかなり多くなりました。
西日本では昨年同様、低温・日照不足・多雨となり花芽が多く形成される条件は揃いませんでしたが、2015年の花粉飛散数が非常に少なかったことから2015年に比べると飛散数が増える見込です。

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【花粉症対策の基本】

花粉症の症状を軽くするためには、早期受診・治療とともに花粉が体に入ってこないようにする注意や工夫が大切です。花粉症対策にしっかり行い、つらい花粉症シーズンを乗りきりましょう。

①外出時の花粉症対策

  • 花粉情報をチェック

テレビやインターネットで気象情報や花粉情報を入手しましょう。

 

  • 花粉情報の要注意日

1:天気が晴れまたは曇り

2:最高気温が高い

3:湿度が低い

4:やや強い南風が吹き、その後北風に変化したとき

5:前日が雨

 以上から、前日または当日の未明まで雨で、その後天気が急に回復して晴れ、南風が吹いて気温が高くなる日が要注意日となる。

 

  • 外出時は完全防備

帽子・メガネ・マスク・マフラーを身につけ、コート等もツルツルした素材を選びましょう

 

  • 外出を控えめにする

花粉の飛散の多い日は特に注意が必要です。1日のうち飛散の多い時間帯(午後1時~3時頃《注:地域によって差があります》)の外出もなるべく控えましょう。

 

  • 帰宅時は玄関での対策を

衣服・ペットなどについた花粉は、きちんと外ではらって玄関でシャットアウトします。なるべく室内に持ち込まない工夫と努力をしましょう

 

  • 帰宅後は洗顔やうがいをする

体についた花粉はきちんと洗い流しましょう。毎日の習慣として心がけましょう。

 

 

②家の中での花粉症対策

 

  • ドア・窓を閉める

花粉の飛散が多いときは、きちんとドアや窓を閉めて、花粉の侵入を防ぎましょう。

 

  • 掃除はこまめにしましょう

防いでいるつもりでも、室内にはかなり花粉が侵入しているので掃除をこまめに行いましょう。床がフローリングであれば毎日拭き掃除を行うと効果的です。
また、きれいな室内はダニアレルギー対策にもなります。

 

③就寝時の花粉症対策

 

  • 布団を外に干さない

外に布団を干してしまうと花粉がついてしまうので、布団乾燥機などを活用しましょう。
また、どうしても干したいときは、花粉の飛散量が少ない午前中に。取り入れる際は花粉をはたいて、さらに布団の表面を掃除機で吸うと効果的です。

 

  • 枕元の花粉を拭き取る

床の上はもちろん、ベッドにも花粉はたまっています。寝ているときに花粉を吸い込まないように、枕まわりの約1mぐらいを水で少し湿らせたティッシュやタオルで拭き取りましょう。

 

  • お風呂・シャワーで花粉を流す

お風呂やシャワーは朝に入るという人もいますが、花粉の時期は寝る前に花粉をしっかり洗い流してから布団に入るようにしましょう。

 

  • 空気清浄機を活用

空気清浄機を使いながら寝るのもぐっすり睡眠をとるためのポイント。また、風邪の予防にも役立ちます。

 

 

しっかり対策をして、嫌な花粉症の季節を乗り切りましょう!!